今週はの為替相場、23日(火曜日)に中古住宅販売(10月)、24日(水曜日)に新築住宅販売(10月)が発表されます。先週17日に発表された住宅着工件数(10月)は予想の年率換算59.8万件に対して、51.9万件という驚きの低結果に。この水準は、景気の底と見られる2009年4月に記録して以来のもので低迷が続く住宅市場の動向が依然として深刻であることを印象付けました。
アノマリー現象とは
先日のセミナーで時間がなくてお答えしきれなかった質問の中に「為替の代表的なアノマリーはありますか?」というものがありました。(セミナーにはたくさんの方に参加いただき、ありがとうございました!)

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「アノマリー(アノマリー現象)」という言葉はご存じでしょうか。株式投資の経験のある方には比較的馴染みがあるかもしれませんね。
金融市場の変化において、投資理論・経済合理性に基づいても説明ができず、ただし経験則的に起こりうる現象を言います。なぜ株式投資経験者にご存じの方が多いのかといいますと、通常は株価の動きは投資理論・根拠をベースに説明ができるとされていることにあります。そんな株式市場でもどう見ても理屈が通らない、でも例えば毎年同じ時期に同じ方向に動くことが多い、などという一種規則性をもって見受けられるような動きもあり、こうした動きをアノマリーと呼んでいるのです。
さて、為替レートについては、一応各国間の金利差や購買力平価などから理論為替レートも存在しますが、ご存じの通り、実際の市場レートとは大きく乖離していることの方が多く、市場関係者が理論為替レートを意識しながらトレードしているというのは聞いたことがありません。そもそも投資理論や確たる根拠に基づいた動きをいつもしているわけではないと言えるでしょう。株式の専門家に言わせると、為替は先が読めない、動きがわからない、となるのもそのためですね。
とはいえ、為替のもアノマリーと呼ばれるものがいくつかあります。こうした現象が投資家の心理的要因となり、実際にその通りに相場が動くということもあるようです。
・12月は相場がこれまでの1年間の流れと逆に動きやすい
・1月は大きく動く
これは比較的根拠があるとも言えるでしょう。欧米は12月決算のところも多いため、12月になるともう「今年(今年度)の仕事は終わり!」という雰囲気になり、12月も半ばになると、欧米のディーラーたちはクリスマス休暇でお休みに入ります。彼らはポジションを閉じていくことが多いですから、流れとは逆の売買を入れることになりますよね。年明け(通常は1月2日から)、今年は(こそは?)良い成績を!と張り切って取引をするディーラーが増えるため大きく動くということがあるのでしょう。でもFX個人投資家が増えた今はこうした動き以上にお休みによる個人の市場参入の方が大きいかもしれませんね。
以下はあまりFX投資家には馴染みがないと思いますが、以前フィリピンのディーラーに言われたものです。
・12月のフィリピンペソ高
周辺諸国に大量の労働者が出稼ぎに出ているフィリピンでは、やはりクリスマスは大切な家族が集まる時期となります。そこで、1年の稼ぎを自国に送金するために一斉にペソ買いをするためフィリピンペソが高くなるということでした。現在も続いているかは不明なのですが・・・。
いずれにせよ、こうした現象はあくまで経験則ということで、この通りにならないことも多いですからくれぐれも注意してくださいね。
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